「いきなりWi-Fiがつながらない!」
「インターネットに接続できない!」
なんてことが時には起きちゃうんですね。
「なんで!どうしたの~」
急いでいる時とか夜中にかぎって起きるんですよ。
そんな時は慌てず落ち着いて、まずは一番簡単な復旧方法の「再起動」を試してみましょう。
再起動っていうのは、コンピューターの分野ではリブートとも言われていて、コンピュータのシステムを再度起動させること。
なぜ再起動が必要なのかというと、今のWi-Fi機器などは自動更新で制御用プログラムの更新を行っています。
コンピュータやOSは使っているうちに、さまざまな理由でコードエラーが発生して積み重なっていきます。
やがて動作が遅くなったり、一旦停止(フリーズ)などでを起こすようになって異常に気付くんですね。
こうなると、異常になる前の状態に戻すことが一番いいことに。
そこで最初からプログラムを読み込みなおす、それが「再起動」なんですね。
個別に1つずつ確認していくと時間がかかるので、いったん繋がっている関連の機器を全部「再起動」してみます。
この記事では自宅でWi-Fiがつながらない時の最初に試す「再起動の方法と順番」を解説していきますね。
まずは、慌てず手順をおって「再起動」してみましょう。
もくじ
Wi-Fiがつながらない時の再起動の方法と順番について
昨日までインターネットにつながっていたのに何故?
原因は一般的にデバイス端末(スマホ、タブレット、パソコン等やWi-Fiルータ、ONU(光信号をデジタル信号に変換させる装置)などのいずれかに不具合が発生している可能性が考えられますね。
それらの端末を1つずつチェックするところですが、
すぐに復旧させたいときは、
「全部のデバイス端末の電源を順番に一度落とす」こと。
そして再度、電源を入れます。
これで「再起動」させることができます。
重大な故障やトラブルでない限り復旧できることが多いです。
ここから複数の機器を再起動するときに、押さえておくべき順番がありますので解説していきますね。
Wi-Fiがつながらない時に再起動させる順番は?
じつは再起動の際、電源を落とす順番があります。
例えば、自宅で光回線を使ってWi-Fiでインターネットに接続している場合は、末端のデバイス(スマホ、タブレット、パソコン等)から順に電源を落としていきます。
落としていく順番は以下のとおり
①スマホ、タブレット、パソコン等
↓
➁Wi-Fiルーター
↓
➂ONU(光信号をデジタル信号に変換させる装置)
この順番で電源を落としていきます。
ここで注意しておくことは、パソコン等の電源を落とすときは強制終了ではなくシャットダウンを行うこと。
電源ボタンを長押しして強制終了してしまうと、データが破損したりパソコン自体にダメージをおってしまうことがあります。
最悪、パソコンが立ち上がらくなり二次災害を招いてしまうことも。
慌てず、メニューから「シャットダウン」を選択して電源を落としてください。
Wi-FiルーターとONU(デジタル信号への変換器)は、アダプターのコンセントを抜けば電源を落とすことができます。
全ての機器の電源を落としたら1分ほど待ちましょう。
すべてのプログラムが終了するのを待つのに必要なんです。
そして、先ほどの順番の逆から電源を入れていきます。
①ONU(光信号をデジタル信号に変換させる装置)
↓
➁Wi-Fiルーター
↓
➂スマホ、タブレット、パソコン等
この時、それぞれの機器が回線を認識して通信を行う状態になるまで、それぞれ1~2分かかります。
機器が再度立ち上がることにより、チェックしながらプログラムや設定を読み込んでいるんですね。
そして、スマホなどWi-Fiを認識してインターネットに接続できるか確認してみてください。
ここまでが一連の流れで一番簡単な復旧方法です。
いきなりWi-Fiがつながらくなると焦ってしまいますが、慌てず順番に電源を落として再起動させてみましょう。
1回で復旧しない場合は数回繰り返してみて、それでも復旧できない場合はトラブルが発生している機器を特定していきます。
この次はWi-Fiがつながらなくなった機器の特定や簡単な確認方法について解説していきますね。
Wi-Fiがつながらい機器の特定と確認について
端末を再起動をしたのにWi-Fiがつながらなくてインターネットに接続できない。
「何が原因なんだ~」
ちょっと心配になりますね。
スマホやタブレット、パソコンなど(子機)に異常があるのか、それともWi-Fiルーター側の(親機)にトラブルが発生してる?
ここからはトラブルの発生している端末を見つけていきます。
Wi-Fiのトラブルが発生している端末の見つけ方
Wi-Fiにつながる端末をスマホやタブレットなど複数のデバイスでインターネットに接続してみて、いずれかのデバイスでインターネットに接続できるならWi-Fiルーター(親機)側のトラブルではないです。
つながらないデバイス(子機)を再起動させたり、Wi-Fiの設定を見直してみましょう。
Wi-Fiの設定の見直しは、デバイスの設定項目からWi-FiのSSIDを表示させて、対象となるSSIDをいったん削除してから再びSSIDを入力することで再度設定できます。
(SSIDを削除する前にWi-Fi機器の側面や底面、取り扱い説明書などでSSIDとパスワードを確認することが必要です)
Wi-FiルーターやONUの状態を確認する
Wi-FiルーターやONU端末には表面ランプの点灯状態を見ていきます。
通常、緑色や黄色などの色が点灯していますが、赤色やオレンジ色が点灯していたり点滅していると異常を知らせています。
一度電源を落として再起動してみて、異常なランプが点灯している場合はメーカーに連絡しましょう。
Wi-Fiや光回線などに繋がっている配線をチェックする
LANケーブル等の破損や異常によって通信できなくなった場合も考えられます。
一旦ケーブルを抜いて再度差し込むことで確認できます。
特に部屋を掃除をしたときなど、ケーブルに掃除機等が当たってしまい抜けかかった状態によって断線してしまうこともあります。
掃除をするときにはLANケーブルなどに気を付けてしましょうね。
また、手元に別のLANケーブルがあれば付け替えてみることでケーブルの断線が確認できます。
ここまでやって復旧しない場合は、Wi-Fiルーター、ONUの設定や初期化などの方法もありますが少し難しいです。
機器のメーカーに問い合わせてみることをおすすめします。
次からはWi-Fiにつながりにくい時に多い一般的な原因について解説していきます。
つながりにくい一般的な原因について
Wi-Fiにつながりにくい原因として簡単なもので次のような原因が考えられます。
ファームウェアの更新やバージョンアップが原因
Wi-FiルーターやONUはセキュリティ対策等のために、自動でファームウェアの更新やバージョンアップが行われています。
「ファームウェア」とは、電子機器に組み込まれた制御用プログラムのことで、安全性を確保するためにバージョンアップが行われています。
通常は夜中の時間帯に更新されています。
更新中は1~2分間インターネットに接続に接続できません。
夜中にWi-Fiが途切れる時や、つながらない要因の1つです。
時間をおいてファームウェアの更新が完了すればインターネットに接続にできるようになります。
Wi-Fiの周波数が原因
Wi-Fiの電波は2.4GHz帯と5GHz帯の2つが使われていることがあります。
2.4GHz帯は家電製品でも多く使われていて、例えば電子レンジ・電話の子機・ゲームのコントローラーなどにも使われているんです。
これらをいくつか同時に使っていたりすると混信を起こして不通になることも。
いったん機器の使用を止めて単独でWi-Fiがつながるか確認してください。
さらに、Wi-Fiの周波数を5GHz帯に変更することで回復することもあります。
5GHz帯の周波数が選べる場合には、5GHz帯のSSIDに設定を変更してみましょう。
Wi-Fiルーターの置く場所が原因
部屋の片づけなどのときにありがちな置く場所が変わった時などが原因なことも考えれます。
Wi-Fiの電波は何もないところでは100メートルほども飛んでいきます。
ですが、遮るものがあるとつながりにくくなります。
テレビ台の下やキャビネットの中などに置くと電波に悪影響を及ぼすこともあります。
なるべく部屋の中心付近で遮るものが無いように設置することでつながりやすくできます。
Wi-Fiの電波は上の方から下のほうに行く特性があるので、なるべく上のほうの棚などに設置することによって広い範囲をカバーすることができるようになります。
Wi-Fiへつながらないことが何回も発生するときは
いつも使っているWi-Fiルーターですが、よく考えてみれば設置してからずっと24時間365日つけっぱなしなんですね。
僕もつけっぱなしです。
でも、知らず知らずのうちに劣化はしていきますよね。
不具合が無ければ気づかないですから。
Wi-Fiルーターを購入した最初の頃は途切れることや通信ができなくなることは無かったと思います。
それがたまに切れるようになったり、何回か続くとやがて完全に通信できない状態になってしまいます。
いわゆるトラブルの前兆ですね。
完全にWi-Fiが使えなくなる前に、新しいWi-Fiルーターへの買い替えを検討してみることも必要です。
スマホやパソコンを新しくした時などはWi-Fiの通信規格も最新のものになって通信速度が上がっています。
この時に合わせてWi-Fiルーターなども交換すると、新しいスマホやパソコンも通信状態の良い状態で使えます。
忘れがちになりますが、いい機会ですのでWi-Fiルータも検討してみましょう。
また、一人暮らしなどで家にほとんどいない。
スマホだけで電話は事足りるので固定回線はいらない。
こんな方は、モバイル型のWi-Fを契約すると通信費もおさえられて、家の外でもWi-Fiが使えるようになります。
簡単でシンプルなWiMAX回線もあります。
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まとめ
・Wi-Fiがつながらなくなってしまった時には全部の端末を再起動してみる。
・再起動を行ってもWi-Fiがつながらない時は、接続している機器を1つずつ確認して特定する。
・不具合の原因となっている対象がWi-Fiルーターの場合は表面に表示されているランプの色を確認してみる。
・赤色やオレンジ色が点灯、点滅している場合は端末自体の故障による可能性が高い。(メーカーに連絡しましょう)
・インターネットに接続できないことが頻発するようになってきたら寿命が近くなってきた前兆と考えられる。
・スマホやタブレット、パソコンなどを新しくしたときにはWi-Fiルーターの買い替えを推奨。
いかがでしたか。
いきなりWi-Fiがつながらないと焦ってしまいますが、落ち着いて再起動してみてください。
今回は簡単にできるWi-Fiがつながらない時の復旧方法を取り上げてみました。 少しでもお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。